掃除と片付けは幸運をよぶ
風水×掃除×片づけで暮らしを整える専門家 さとしも
片づけ

「このくらいやらなきゃ」が片づけ迷子を生む?親がキレイ好きな人の落とし穴

こんにちは。

居心地のいいおウチはいつでもつくれる
風水×掃除×片づけで暮らしを整える専門家
さとしもです。

今日は、
親は片づけ上手だけど自分は苦手。
今まで自分を責め、苦労してきた方に
読んで頂ければと思い書きました。

片づけ上手な親の子が、片づけをこじらせる理由

片づけが苦手な人を
今の仕事を始めてから
たくさん見てきましたが
(そもそも私の母も苦手だった)、

その中でも、
特にこじらせている方たちがいます。

 

その方たちのお話を伺うと共通点があり、

自分の親が片づけ上手で
実家はいつも整理整頓されていた
そうなのです。

実家はあんなにキレイだったのに、
なぜ私は片づけられないんだろう?

と、ぐちゃぐちゃな部屋を見渡し、
悲しそうな顔をするお客様もいらっしゃいました。

そんな方がこじらせさんになる理由は、
整理整頓の基準がやたらと高いこと。

 

かなり家にモノが多かったとしても、
キレイ好きな親が軽やかに整理整頓
してしまうので、

これが普通、
自分もこのくらいできなければ、
と思ってしまうようなのです。

でも、
片づけがそこまで得意でなければ、
モノが多ければ多いほど
片づけの難易度が上がり、
そのルールが崩れると一気に崩壊します。

例えば、
隙間なく(!)各アイテムごとに
きっちりと整理整頓された引き出し。

これを目指す方がおかしいのです。
こういうのは、片づけ好きがやればいいだけ。

苦手だな~と思っている人は
それを目指しちゃいけないんです。
それすら知らない人が多いのがもどかしい

片づけ好きがどれだけマニアックか、
ジグソーパズルに例えたことがあるので
ご興味のあるかたは是非。

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「こじらせさん」が陥りやすい落とし穴とは?

理想を高く持つのは
決して悪いことではないのですが、

苦手な分野でそれをやろうとすると、
片づけ迷子になってしまいます。

ここで、
さとしもが独断と偏見で選んだ
「こじらせさんあるある」な行動を
3つお伝えします。

万が一(?)全部当てはまった方は
相当なこじらせさんかも。
是非最後まで読んで片づけのハードルを
下げて欲しいです!

私もこじらせている?チェックポイント3つ

一部ブラックさとしもが垣間見えますが、
何卒ご容赦くださいm(__)m。

【その1】洗剤の買い置きが多くてモノが増えていく

例えばお風呂のカビ取りスプレーの場合、
スプレーなしの詰め替え用が複数あるのに、
スプレー付きの本体のありかが分からず、
結局使いたいときに使えない。
あなたのおウチはそんなことありませんか?

本体はあるのに詰め替え用が何もない、
というケースより多いのが特徴。

また、トイレシートは大量に
ストックがあるものの、
全部中身が乾いているというのも
非常にありがちです。

解決方法としては、

少し安いからと詰め替え用を買わず
いつもスプレー付きの本体を買うのがお勧め。
カビキラーの本体と
カビハイターの詰め替え用しかない、
という事態も防げます。

家事代行でさまざまなお客様宅の
トイレを掃除してきましたが、
100均のペラペラなトイレシートを
5枚使うより、
有名メーカーの厚手のトイレシート1枚の方が
早くキレイになること間違いなし、です。

【その2】片づけ・掃除のこだわりが多い

片づけが苦手なのは明らかなのに、
掃除・片付けに対して妙なこだわりが
多いのも、こじらせさんの大きな特徴です。

色々あるのですが、
ブラックさとしも節が炸裂しそうなので今回はこれだけ。

「私、立てる収納嫌いなんです。」
→全部寝かせているから、下の部分が見えなくなってめちゃくちゃになっているのでは??
立てずに済む収納にしたいのなら、家の中のモノの絶対数を減らさないと今後も地層や貝塚になるだけだと思いますけど、それでいいんですか?

「ソファーの下のゴミが気になるんです。」
→(足元に隙間のない)大きなソファーを動かして掃除機をかけたいのはやまやまですが、その前にリビングいっぱいに広がったおもちゃを片づけないことには、このでっかいソファーも動かせません。
まずはおもちゃを片づけるのが先、おもちゃを散らかしっぱなしにしないような片づけの仕組みを作るのが先だと思いますけど。

【その3】飾ったはいいけど、“映えないカオス”に?

例えば玄関に
季節のオーナメントやオシャレな小物を
ディスプレイしたいのであれば
したらいいと思いますが、

ディスプレイしたら、
それを維持するスキルがセット、
ということを忘れないようにしましょう。

最初の1週間とか10日間はおしゃれでも、
そのうちホコリがたまり、
一体ディスプレイされているのか、
同じ場所に放置されている別のアイテムと
区別がつかなくなり、ただ単に
「片付いていない玄関」を演出している
だけ、ということに気づいてない人が多いです。
来客はそう思っていても絶対言えませんから!

実家で親が季節ごとに
素敵なオーナメントを飾っていたのは、

定期的な掃除、
周りにモノを置かずに空間を作る、
ディスプレイの旬が終わったら
すぐに片づける、
というスキルとセットだった筈。

今これを読んでハッとしたあなたも、

おしゃれにディスプレイしているつもりが、
ホコリにまみれて全然おしゃれじゃなくなって
いるかもしれません。

今一度確認しましょう。

おわりに|まず“理想の基準”をゆるめよう

途中でバツボタンを押さず、
ここまでお読みくださった方、ありがとうございます。

こじらせさんには、

あなたの実家の基準がえらく高かっただけなのよ~

そこまでできなくても全然大丈夫~

そんなにハードル上げるから辛くなるのよ~

もっと下げて~!

と声を大にして言いたいです。

 

ご自身の実家はもとより、
片づけ本や
片づけ好きな人(もはや職人)のSNSを
見ると焦るかと思いますが、

片付けの基準は一つじゃないので、
自分が苦手だと自覚しているなら
レベルを堂々と下げましょう。

下げ方のポイントは下記の記事で
お伝えしています。
宜しければ参考になさってください。

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最近マラソンが好きなので、
マラソンに例えますが
(マニアックすぎてたらごめんなさい)、

自分の親はフルマラソンを走れる
レベル(=片づけ上手)かもしれないけれど、

今の自分はハーフどころか、
5キロとか3キロ走るのがやっとかもしれません。

走れる基準がフルマラソン(42.195キロ)
だったら超辛くないですか??

親が走れるからって自分も走れるとは限らないです。
その逆もしかり。
つまり親が苦手でも子供が
片づけ上手に育つことだってあります!
(私がいい例自分で言うな)

親がフルマラソンを走れるから、
つまり片づけ上手だから
自分もそのレベルに到達しなければ、

と思う必要はそもそもないと思います。

例えば自分が3キロ走るのがやっとだったら、
3キロなりの片づけ方があります。
(収納用品を多用しないとか!)

ハードルを上げ過ぎて
苦しくならないで欲しいです。

分からなければ是非ご相談くださいね。

今回もかなりマニアックな内容で
ついてこれる人がいるのか不安ではありますが、

片付けのハードルを下げて
「自分も片づけられるじゃん!」と
小さな達成感を得られる人が一人でも
増えたらいいなあと思って書きました。

ちなみに、
ハードルをすごーく下げるとここにたどり着きます↓

【参考記事】
片付け・掃除が苦手な人はまずはここから。

 

最後までお読みくださり、
どうもありがとうございました。

 

Photo by Jason Leung on Unsplash

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