こんにちは。
居心地のいいおウチはいつでもつくれる
風水インテリアセラピストのさとしもです。
今日は、
以前書いたこちらの記事の
具体例をお伝えしたいと思います。

Contents
5丁目理論ってなに?
5丁目理論とはさとしもの造語なので、
検索しても出てこないです。
5丁目理論をざっくり説明すると、
片付け苦手さんは、
モノの住所を決めるときに
〇丁目△番地□号
まで細かく決めずに、
まずは〇丁目まででオッケーだよ、
細かく仕切ってチマチマと
片づけるのはやめて
(細かくやればやるほど住所が長くなる)
「まずはこの引き出しの中に入れる!」
「この棚の一番上の段にしまう!」等々、
おおざっぱに決めて
元に戻す習慣をまずは作ろうよ、
住所をもっと細かくしていくのは
その後でもいいんじゃない?
という考え方です。
詳しくはこちらをご覧くださいね。
このような図解もしています。

理論はなんとなく分かった。
でも具体的にどんな感じになるの?
と思った方向けに過去にもこんな記事を
書いています。
廊下の物入れの収納編です。
中身は主に工具類でした。

片づけが超苦手な方向けですので
念のため。
できる人が読んだら、多分時間の無駄。
今回は書類。
書類の整理に頭を悩ませている
片づけ苦手さん、
かなり多いのではないでしょうか?
ファイリングしたり
ボックスに入れて管理したり
最初はいい感じでやっていても、
書類が増えていくたびに
ルールが曖昧になり、やがて崩壊、
だんだん見るのも嫌になり放置、
そんな自分に「またできなかった(涙)」と
落ち込んでしまう・・・。
そんな方の
参考になればとっても嬉しいです。
これぞ5丁目理論に基づく収納スタイル!
5丁目理論を地道に実践している人が
身近にいます。
札幌の私の母です!
自己紹介にも、他の記事でもたびたび
登場していますが、私が小さい頃
母は掃除も片づけも大の苦手。
が、60代くらいから
だんだん片づけや掃除の習慣が
ついてきました。
<参考記事>
【現在70代】60代で片づけられるようになった人の話。
前置きが長くなりすみません。
ここからが本題で、
母の書類の収納方法はコレです。

リビングの
深さ約10.5センチの引き出しに
書類が地層のように重なっていますね。
主に
介護・医療保険の支払い通知・受領証
病院の領収証
ネットショッピングの請求書
水道光熱費の使用量のお知らせ
などでした。
ざっと3年分くらいはありましたが、
これで全然いいんです!!
5丁目理論に沿った片づけです。
一番のポイントは、
この引き出しの中に、書類以外のものが
全く入っていなかったこと。
たとえば文具とか、書籍とか
書類以外のものが混ざるとNGで、
この引き出しは書類のみが住めるゾーンです。
他のアイテムは住所が違います。
「何か必要な書類があれば、
とりあえずこの引き出しをひっくり返せば
見つかると思った」と母。
そうそう、その通り!!
片付けは、どこに何かあるか
分かるようにしまうことであり、
ただ、おしゃれなボックスを並べて
とりあえず適当に突っ込むことでは
ないのです。
片づけが苦手な人ほどやりがち?手放したい「無駄テク」
数百枚に及ぶ書類の地層を発掘していると、
途中でこんな紙が出てきました。
コピー用紙にガス料金のお知らせを
貼り付けているではありませんか
( ゚Д゚)。

クリアフォルダの中には
これから台紙に貼り付けようとしている
お知らせが何枚も待機。
この時点で面倒くさくなったことが
分かりますね(苦笑)。
母に聞いたところ
この存在を既に忘れていたようで、
「なんとなくこうやったらいいかなあと
思ったけれど、途中で飽きてそのまま。
もはや貼り付けていたことすら忘れていた」
とのこと。
うーん、確かに。
日付は2年前で止まってます。
気持ちは分からなくもありませんが、
これは正直無駄なテクニックです。
光熱費の
過去のデータを見ることは基本ない。
お客様番号や問い合わせ先を
取っておきたいのなら、
直近のお知らせ1枚で済むはず。
捨てるのを忘れても構わないけど
(引き出しの中に堆積していくだけ)、
こういうのが好きで嬉々としてやる人は
別として(もはや片づけが趣味の域)、
わざわざ台紙に貼り付ける必要は
どこにもない旨伝えました。
片づけのタイミングは引き出しが教えてくれる
今回、ちょうど私が札幌へ行く
タイミングでこの引き出しの片づけを
頼まれたのですが、
引き出しが約9割埋まっていて、
あと半年も経てば確実に
あふれ出そうな感じでした。
五丁目理論を守っていると、
片付けのタイミングは引き出しが
教えてくれます。
満杯になったら片付けどき。
ここで
書類の居住ゾーンを増やす
(=引き出しを増やす)のは
絶対止めましょう!
必要な書類を探す時間が倍になりますから
片づけ超苦手さんにはお勧めしません。

今回の片づけでは、
写真右だけが引き続きこの引き出しに
居住することになりました。
ちらりと見える紫のフォルダは、
移り変わらないもの。
つまり引き続き保存が必要なもの。
透明な大小のフォルダ二つは、
移り変わっていくもの。
新しい振込用紙が届いたら、とか
ローンが終わったら捨てていいもの。
このくらいのゆるさで保管すれば
ラベリングも必要ありません。
ウチはもっと書類の種類も多いし
家族も多いし複雑なの!
そんな場合はどうすればいいの??
とお悩みの方はお呼びくださいませ。
お客さまに合った片づけ方を
ご提案致します!
おわりに|寝かせたままでもいい。“分かる”なら、それで片づいている
母と一緒に要る要らないを分け、
シュレッダーにかける作業も含めて
2時間程度かかりました。
3年分の書類の片づけが
2時間くらいで済むなら早いもんです。

3年分の書類がリセットされ、
また空間が生まれました。
クリアフォルダの上にまた
さまざまな書類が積み上げられていくと
思いますが、
書類のみ積みあがっていくなら
何の問題もありません。
片づけがそこそこ得意な方には
この「引き出しひとつ法」ではなく、
書類だったら
ボックスやクリアファイルに
立てて収納する方法をお勧めするかなと
思います。
でも、片づけ苦手さんは、
たとえ引き出しの中に寝かせて
地層のように堆積したとしても、
そこの引き出しの中が書類オンリーなら、
それで十分!ちゃんと片付いてる!!と
自信をもって欲しいのです。
しつこくて大変恐縮ですが、
該当の引き出しをひっくり返せば
必ずそこに必要な書類がある、と
自分が分かっていることが
映える、美しい収納より断然大事。
片付け苦手さんは特に
片付けの本質を間違えないでくださいね~。
以上、5丁目理論実践編でした。
今まさに書類の洪水に溺れている方、
喜んでサポートしますので、
お気軽にお問合せくださいませ。
最後までお読みくださり
どうもありがとうございました。