こんにちは。
さとしもです。
東京都調布市で家事代行業と整理収納アドバイザーをしています。
今日は、親が家をキレイにできないと子供もできないのか？についてと、シニア層（親世代）になってからでも片づけられる人に変身できるのか？について、私の実家のケースをお話ししようと思います。
家事代行の現場でお客様から、
「きっとご実家もキレイだったのですよね？！うちは私が片づけられないから子供もできなくて・・・。」
とちょっと悲しそうに言われることがあります。
私は大きく首をふり、「いや、全く逆です！母は片づけられない人で、実家はかなりぐちゃぐちゃでした！」とつい力を込めて答えてしまいます。
以下は、私の実家の場合で、どの家にも当てはまるとは言えませんが、こんなケースもあるんだよ、ということで読んで頂けると幸いです。
親がキレイ好きで自然に子供もキレイ好きに・・・ではなかった！
私が掃除、片づけ好きなのは、実家が片付いて“なかった”反動からかもしれません。
私の実家（横須賀）はお風呂はカビカビ、ザラザラ、ヌメヌメ、冷蔵庫はブラックホール状態でした。
（平成10年頃、賞味期限が昭和の七味が出てきました。キャー(*_*)！）
今まで数百件のお宅に掃除・片づけに伺いましたが、一番掃除をしていなかった時の実家のお風呂場の汚れと同等レベルのお宅に当たったことは1件か2件。
つまり、家事代行を頼むお宅より我が家は相当汚かった、ということをこの仕事を始めてから知った私です（＞＜）。
話はさかのぼり私が幼稚園の頃、遊び半分で掃除機をかけはじめると、
両親が「お姉ちゃん偉いね～！！」と
やたらと褒めてくれたのを鮮明に覚えています。（私は二人姉妹の姉です。）
両親が揃って褒めてくれることはあまりなかったので、当時の私は相当嬉しかったのだと思います。
また、自分の引き出しの中をわざとグチャグチャにした後、キレイに整頓するのも好きで、ビフォーアフターを幼少の頃から楽しんでいました。
というわけで、親が片づけられなくても、片付けができる子供もいるんです！
片付けが苦手なお母さん、自分を責めないで！その代わりにお子さんがお片づけできた時、思い切り褒めてあげましょう！！
（私は料理があまり好きではないので、高１の息子と小５の娘が料理を作ってくれると、めちゃくちゃ褒めます。そして高校生の息子は毎朝自分と夫のお弁当を作ってくれるまでになりました。もちろんお小遣いもその分アップしましたが＾＾；）
酸欠状態のクローゼット
実家は、モノも収納スペースに比べて格段に多く、特にクローゼットはパンパンで、収納率は１２０％超。
手前から奥に向かってかけるタイプのクローゼットで、
ギューギューと洋服を奥に向かって押し付けて、
圧縮された瞬間に全体重をかけて扉を「バン！ドンッ」と閉めるのですが、
次の瞬間、扉がびっくり箱のように勢いよく開いてしまうと
何とも言えないやりきれなさを感じたものです。
引き出しも、無意識のうちに上からぎゅーっと押し付けて無理矢理閉める癖がついていました。（私は片づけ自体は昔から好きでしたが、断捨離を知りモノを減らし始めたのは３０代の終わり頃からです。）
今でこそ風通しのいいクローゼットですが、
当時はホント、酸欠状態もいいところでした・・・。洋服たちも息苦しかったと思います。
60代で片づけられる人に変身した私の母
父が定年退職後、両親が横須賀から２人の故郷である北海道へ引っ越し、
あれだけ片付けが苦手だった母も私のアドバイスで片づけに前向きになり、
今ではかなり（否、相当）スッキリした家に住んでいます。
北海道の家に遊びに行くと、横須賀時代の混沌とした家とはかけ離れているので、本当に同一人物の家か？！と思うほどです（笑）。
部屋が片づいてくると、ホコリも目に入るようになったそうで、まめに掃除もするようになったとか！
自分の母にそんな日が来るなんて、娘の私もびっくりです。
自作のティーコジー、テーブルクロスを使い、お気に入りのカップで優雅なティータイムを楽しんでいる現在の母。（父は10年前に亡くなり、現在一人暮らしをしています。）
結果的に母は６０代で片づけられない人から片づけられる人に変身できました。現在７０代ですが、キレイをキープしています。お友達が来ると、あまりのキレイさにびっくりされるとか。
私の学生時代の友人のお母さまは引っ越しを機に、８０代で（！）片づけマインドを身につけ、スッキリした生活を手に入れたそうです。収納スペースは引っ越し前よりも相当減ったにも関わらず、です。
何かのきっかけで人って変われるのですね。
もうトシだから今更ムリ、ということもないのです＾＾。
我が家のケースが、もし、どなたかのお役に立てたら幸いです。
最後までお読みくださりどうもありがとうございました。
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母が片づけられるようになった一番の要因について書いています。
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