こんにちは。さとしもです。
東京都調布市で家事代行業と
整理収納アドバイザーをしています。
今日は
モノをなかなか捨てられない、
片づけられないという方へ、
前向きに取り組めるコツについて
書こうと思います。
特に、片付け苦手さんの中でも
本当はやりたくないのに、頼まれると
周りになんと思われるかが気になりすぎて(!)
つい引き受けてしまい→落ち込む、といった
スパイラルにはまりがちな方向けです。
(要は優しい人^^ですね。)
この記事を最後まで読むと、
いかに片づけが
自分の本当の気持ちを判断する練習になり、
自分をよりよい方向へ導いてくれる作業
なのか分かってくると思います。
では本題に入っていきましょう。
Contents
片づけ=収めることではない
私が整理収納アドバイザー1級講座で教わった片づけの基本は、
(ステップ1)減らす(捨てる)
(ステップ2)分ける
(ステップ3)収める
でした。
ご存知の通り、
巷には様々な片づけ本が出ていて、
ステップ1と2の順番が逆だったり、
そもそも捨てなくてもいい(!)とか、
必ずしも上記の方法だけではないので先にお伝えしておきます。
片づけで伺うお客様の中には、
- どんな収納グッズを買えばいいですか?
- 引き出しに貼るラベルは用意してあるんです!
- ここには○○をこんな風に置きたいんです。
とステップ1(減らす)の前から
ステップ3(収める)にフォーカスしている
方がしばしばいらっしゃいます。
要る・要らないの判断が
早い方は全く問題ない発言ですが
今、収納スペースが雪崩を起こす寸前で
捨てられないタイプの方は、
今あるモノを残しておくのか、
手放すのか?
まずモノに向き合うのが先!!!
です。
これは声を大にして言いたいです。
気持ちはよーくわかるのですが^^;。
ちょっとイメージしてみて欲しいのですが、
例えば化粧が上手な人ほどスキンケアや
ベースメイクにしっかりと時間をかけていますよね?
そのステップを雑に飛ばして
ポイントメイクを頑張ったとしても、
化粧崩れが早かったり、
いまひとつな仕上がりになるのは
なんとなく分かると思います。
ついつい華やかなポイントメイク、
つまり整理収納でいうところの
「収める」のステップに目がいきがちですが、
その前の二つのステップ(減らす・分ける)
を確実にこなすことこそ、
片付け苦手さんからの脱出の鍵です(超重要)。
ネットや雑誌で見かける
ビフォーアフターの写真に
とらわれ過ぎないで欲しいなと思います。
多くの写真は「収める」のステップを
クローズアップしていますから。
あれは半分幻想だと思っていいです。
ミリ単位でキチっと並べて
一瞬のキレイさを追求しているだけの
なんちゃってキレイ収納、何気に多いですw。

【減らす】この地味な作業に目を背けない
片づけが苦手、モノを捨てられない人が
一番苦痛なのは、ステップ1の「減らす」作業だと思います。
私たち整理収納アドバイザーは
助言はできますが、
最終的に要る、要らないの
判断をするのはご本人です。
収納スペースから久々に出されてきた、
山のように積みあがったモノたち。
見覚えはあるものの、
お久しぶりなモノたちも多いことでしょう。
あまりの量の多さに圧倒されて、
どうしていいか分からなくなりそうな人もいるかもしれません。
いつか・・・いつかやろう、
と引き延ばしてきたのが今の姿です。
その引き延ばしを止めた自分を
まずは褒めてあげて、
今まで見て見ぬふりをしてきた
数々のモノたちに自分できちんと向き合いましょう。
判断するのが苦痛だから他の人に
頼むのはNGです。後で誰かのせいにしてしまいます。
(というか、その時点でスタンスが他人軸になっちゃってます。)
自分軸を育むための、
またとないレッスンだと思って取り組んでみて下さい。
【辛口注意】捨てるのに躊躇する方へ背中を押すフレーズ集
ここで、
捨てるのをどうしてもためらってしまう方へ
背中を押す言葉を(カッコ)で載せてみます。
○○は、
- まだ使えるから・・・
(これから使うつもり、本当にあるんですか?) - 殆ど使っていないしもったいないから・・・
(そうやって無駄にスペースを取ってる方がもったいないのでは?) - 高かったのよねえ・・・
(取っておいたらそのお金、戻ってくるんですか?) - (使わない確率高いけれど)ブランド物だから捨てるなんてムリ・・・
(カビてても使いたいの?) - いつか必要になる時があるかもしれないし・・・
(いつかって。。。いつだ??) - △△さんから頂いたものだから・・・
(ん??あなたは本当はどうしたいの??) - (気に入ってないけれど)△△さんに悪いし・・・
(△△さんより自分に悪いとは思わないですか?) - △△さんがウチに来て、ないことに気づいたらどうしよう・・・
(そんなの気にしてるから家にモノが溢れてるのでは?ここって誰の家でしたっけ?)
【自動参加?】自分軸で私らしく生きるための1dayセミナー
如何でしたか?
ハッキリ言われてグサグサきちゃいましたか??
今フツフツと湧き上がってきた気持ち、大事にしてください。
自分はとっておきたいのかどうか、好きなのかどうか?
これを見ると気分がアガるのか?
よーーーーーく心の声をきいてください。
片づけの作業は、
「自分軸で私らしく生きるための
1dayセミナー」(名前がダサくてすみません!)
に主体的に参加しているのと同じです。
普通のセミナーにありがちな、
ふんふんとメモを熱心に取って
分かった気になっておしまい、ではありません。
このスペシャル自宅セミナーの場合、
参加費無料であるばかりか
部屋もスッキリする、という
素敵なプレゼントまでついてきます。
かなりお得です^^。
捨てていいモノから送られてくるサインとは?
とはいえ、とはいえ、
この要る・要らないの判断、
捨てられない人にとっては
苦痛・苦痛・苦痛であることに間違いありません。
古い発泡スチロールのケースを前に、まるで難問を解いているかのような表情で捨てるかどうか悩む方も・・・。
あれこれ思いを巡らしたものの、
結局要るのか要らないのかわけが分からなくなり
↓
時間だけがどんどん過ぎていき
↓
やる気がどんどん失せていく
↓
挫折。
という負のループから抜け出せない方も
いらっしゃるかもしれません。
(片づけ本を買ってみたり、整理収納
セミナーに行きがちな人あるある。)

最初は判断しやすいモノから始め、
調子が上がってきたら判断のスピードも
比例して上がっている筈です。
ゾーンに入る感覚、とでも言いましょうか。
その時を逃さず、
長い間見て見ぬふりをしてきたモノに
手を付けるのがひとつのコツです。
間違っても、お久しぶりなモノたちに
挨拶(アルバムや文集を読み返してしまう
等)しすぎないで下さいね!
作業効率がガタ落ちになりますから。
また、別の記事で、
片づけたい!でもなかなかモノを手放せない・・・という方へのヒント
モノを減らすときに時間をかけすぎないで、と書きました。
読んでいただけると分かるのですが、
何も考えなしにポイポイ捨てちゃえば?
とは言ってないんです(ここ重要。)
そんなことをしたら、
また考えなしにホイホイと
モノを買って増えていき、
リバウンドする可能性大ですから。
しつこく言いますが
きちんとモノに向き合った上で、
自分の直感を信じてみてください。
こんまりさんは、
「触った時にときめくかどうか」
を基準に、とおっしゃっていますよね。
断捨離のやましたひでこさんの本には
「キーワードは 今・ここ・自分」
とありました。
見て、触って、なんか心の中がモヤっとする
と思ったら、新しかろうが高かろうが
90パーセント以上の確率で
今のあなたにとって必要のないモノです。
おそらくそのモノからはよい氣を放っていないでしょう。
一瞬「もう要らないんじゃないか?」と
頭をよぎった後、これでもかというくらい
取っておく理由を後付けで考えはじめるのも
必要ないモノのサインです。
本当に好きだったり、大切なモノだったら、
あれこれ理由をつけなくても取っておきますよね^^?
さいごに|自分の判断を信じよう
如何でしたか?
ステップ1の減らす作業。
物理的な要素だけでなく、
その行為を通して
モノや他人でなく
自分自身を
大切にすることにも繋がっていく、
ということが少しでも分かって
頂けましたでしょうか?
つまり
この要る・要らないの作業は
自分の判断を信じて
「ブレにくい自分」を作るレッスン。
日常で他人についつい流されがちな
「優しい人」こそ、効果は絶大です。
自分に正直になっていくと、
本当はやりたくないことや
お誘いがきたとき、今まで以上に
「なんか嫌だな。」
という自分の気持ちの方が、
「断ったら周りにどう思われるだろう・・・?」
という他人の目線より強くなってきて、
自分の気持ちを大切にしたい!
と思うはずです。
モノを手放す、という行動を
きちんと起こしてきた人は、
「断る」という行動も
自然と(!)起こしやすくなってきます。
「え、まさか~」と疑っている方、
是非ご自身で行動を起こして確かめてくださいね。
得することはあっても、損することはありませんから!

自分の本当の気持ちに沿って生きていると、周りも、あなたの気持ちに沿ってくるようになります。
周囲はあなたの心の鏡だからです。
by奥平亜美衣
片付け苦手さんから一歩前進し、
自分の気持ちに沿って
日々暮らせる人が一人でも
増えますように・・・^^。
最後までお読みくださり
どうもありがとうございました。
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